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1997年にアセアンに加盟したラオス人民共和国は、人口の約半数を占めるラーオ人を中心に、主に北部の山間地帯に居住する49もの少数民族で構成される多民族国家です。
現在のラオスの礎ともいえるラーオ人の国、ランサーン王国の興隆は、14世紀半ばにさかのぼります。18世紀初頭まで続いた統一王朝は、それ以降、ヴィエンチャン、ルアン・プラバン、チャンパーサックの3王国に移行しました。
18世紀後半には、インドシナ半島でフランスによる植民地支配が進み、1893年にラオスも保護国とされます。1975年になって、約80年にわたるフランスの実質的な植民地支配を脱し、王制を廃止。社会主義国を樹立しました。
86年からは旧ソ連のペレストロイカの影響を受け、人民革命のもとで、市場経済の導入などの改革を進めています。しかし、第2次世界大戦後、長く続いた政治・経済の混乱から、経済発展は遅れています(国連は、アセアン10カ国のうち、ラオス・カンボジア・ミャンマーを後発開発途上国に分類)。今後、アセアン加盟国で唯一海岸線を持たない内陸国としての不利を克服しつつ、産業の発展に国を挙げて取り組むことが課題となっています。
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