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ベトナム

農業・農村情報

農林水産業の概要

(1)農林水産業の概況

ベトナムは、ドイモイ(刷新)政策後、順調な経済発展を遂げてきました。工業化の進展に伴い、農林水産物の輸出比率は下がりつつありますが、いまも農業は重要な産業に位置づけられています。しかし、 67%の人が農業に従事しているにもかかわらず、国内総生産(GDP)に占める農業の比率は23%と低く(2002年現在)、農村部を中心とした貧困が課題となっています。
農業生産は、米が中心です。メコン川と紅河(ソンコイ川)の河口に位置する肥よくなデルタ(三角州)を中心に、年間約400万トンを輸出し、タイ、インドに次ぐ世界第3位の輸出国になりました。(2004年)。近年はコーヒー、コショウなどの栽培が盛んになってきており、コーヒーはブラジルに次ぐ輸出量を誇るなど、世界有数の輸出国の顔を持っています。

(2)農林水産業の地位(2002年)

  名目額(億ドル) GDP構成比(%)
国内総生産(GDP) 529 -
農林水産業 115 21.8

※AFSIS資料より

(3)農地の状況(2003年)

  面積(万ha) 比率(%)
国土全体 3,317 100
農地 962 29.0
耕地 668 20.1
永年作物 230 6.9
永年牧草地 64 1.9

※FAO資料より

(4)農業人口(2004年)

(単位:万人)

総人口(1) 8,248
農業人口(2) 5,419
(2)/(1)(%) 65.7
総就労人口(3) 4,405
農業就労人口(4) 2,894
(4)/(3)(%) 65.7

※FAO資料より

(5)主要農産物の生産状況

(単位:万トン)

2001 2002 2003 2004 2005
米(籾) 3,211 3,445 3,457 3,589 3,634
サトウキビ 1,466 1,712 1,685 1,588 1,500
甘藷 165 170 158 154 155
キャッサバ 351 444 531 557 570
コーヒー 84 70 79 83 99

※FAO資料より

農政の概要

2001年4月の共産党大会で決議された10カ年計画(2001-2010年)における農林水産業 の開発方針は次の通り。

  1. 農村部の工業化・近代化(農村労働力の工業部門への転換と農業部門の生産性向上)
  2. 適切な農業生産構造の構築(食料安全保障の確保とコメ輸出の促進、商業的農作物の生産拡大、農業部門に占める畜産の比重拡大、輸出産業としての水産業の可能性追求、森林面積拡大のための植林の推進等)
  3. 農林水産技術の強化と普及員の資質向上
  4. 灌漑システムの整備

日本との農林水産貿易(2001年)

我が国からの主な輸出品目は、小麦粉1,025万ドル、製材加工材145万ドル、播種用の種子他136万ドル、配合調製飼料90万ドル等である。

主な輸入品は、えび2億8,571万ドル、いか4,279万ドル、チップ4,087万ドル、グルタミン酸ソーダ 1,984万ドル等となっている。

(単位:百万ドル)

  日本からの輸出 日本の輸入 収支
総額(A) 1,776 2,604 -828
農林水産物(B) 20 636 -616
農林水産物のシェア(B/A)% 1.1 24.4 -

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