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タイ

農業・農村情報

農林水産業の概要

(1)農林水産業の概況

タイはもともと農業を経済の基盤として発展してきた国であるが、1980年代後半以降、急速に工業化が進展したことにともない、国内総生産や輸出に占める農業の割合は低下傾向にある。

しかしながら、農業は依然として国民経済を支える主要産業のひとつであり、就業人口の6割近くが農業に関係している。最近では、輸出の形態が一次産品から加工度を上げたものにシフトしており、アグロ・インダストリーが重要な産業として育ってきており、アジア経済危機後、産業全体が依然として厳しい環境にある中、鶏肉、コメを中心に唯一好調な産業となっている。

(2)農林水産業の地位(2005年)

名目額(億ドル) GDP構成比(%)
国内総生産(GDP) 1,763
農林水産業 153 8.7

※AFSIS資料より

(3)農地の状況(2003年)

  面積(万ha) 比率(%)
国土全体 5,131 100
農地 1,849 36.0
耕地 1,413 27.5
永年作物 355 6.9
永年牧草地 80 1.6

※FAO資料より

(4)農業人口(2004年)

(単位:万人)

総人口(1) 6,347
農業人口(2) 2,906
(2)/(1)(%) 45.8
総就労人口(3) 3,787
農業就労人口(4) 2,019
(4)/(3)(%) 53.3

(5)主要農産物の生産状況

(単位:万トン)

2001 2002 2003 2004 2005
米(籾) 2,652 2,606 2,704 2,386 2,700
キャッサバ 1,840 1,687 1,972 2,144 1,694
トウモロコシ 447 423 418 422 418
サトウキビ 4,956 6,001 7,426 6,497 4,957

※FAO資料より

農政の概要

タイ政府は、1961年以来、農業・協同組合省の政策ガイドラインを5年ごとに策定し、 この枠組みの下で様々な政策を実施してきている。「第9次農業開発計画(2002-2006年)」 における農業開発の目標は次の4項目。

  1. 農林水産物及びアグロインダストリーの競争力の強化を図る。
  2. 経済・社会を安定させ、農民の生活の質を向上させることにより自立を促す。
  3. 農民組織を強化し地域の伝統知識と文化に適応した農業開発ネットワークを確立する。
  4. 農林水産分野のマネージメント・システムを改善し、持続的な資源利用を行う。

日本との農林水産貿易(2002年)

我が国からの主な輸出品目は、かつお・まぐろ類4,599万ドル、真珠418万ドル、小麦粉506万ドル、かに168万ドル、魚粉367万ドル等である。

主な輸入品は、天然ゴム3億8,380万ドル、家きんの肉(鶏肉等)3億5,658万ドル、えび4億268万ドル、いか1億,6,762万ドル等となっている。

(単位:百万ドル)

  日本からの輸出 日本の輸入 収支
総額(A) 13,225 10,516 2,709
農林水産物(B) 111 2,988 -2,877
農林水産物のシェア(B/A)% 0.8 28.4 -

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