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ラオス

農業・農村情報

農林水産業の概要

(1)農林水産業の概況

インドシナ半島中部にあるラオスは、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーに囲まれた内陸国です。国土面積は日本の本州とほぼ同じ23.7キロ平方メートルですが、山地・丘陵地が80%を占め、耕地は4%にとどまります。農業はGDP(国内総生産)の約半分を産出し、その4割を米、3割強を畜産が占めています。人口560万人のうち、農家人口が8割程度を占めていますが、そのほとんどが販売を目的としない自給自足的な生産を行う農業者です。
ラオス政府は、農業を経済発展に向けたもっとも重要な柱として位置づけています。農業総生産量の9割を米が占め、主産品のモチ米は、年間220万トンほど生産されています。しかし、天水(雨水)頼みの山間部の生産に加え、わずかな平野部でも雨季に生産が不安定になることから、ベトナムやタイなど近隣国に食糧を依存している部分も少なくありません。
加えて、進んだ近隣国の農業と競争に向けて農業者の組織化も急務となっています。JAグループでは、わが国農協組織の経験を専門家の派遣を通じて伝える取り組みを進めています。

(2)農林水産業の地位(2005年)

  名目額(百万ドル) GDP構成比(%)
国内総生産(GDP) 2,133 -
農林水産業 950 44.5

※AFSIS 資料より

(3)農地の状況(2003年)

  面積(万ha) 比率(%)
国土全体 2,368 100
農地 191 8.1
耕地 95 4.0
永年作物 8 0.3
永年牧草地 88 3.7

※FAO資料より

(4)農業人口(2004年)

(単位:万人)

総人口(1) 579
農業人口(2) 439
(2)/(1)(%) 75.8
総就労人口(3) 293
農業就労人口(4) 222
(4)/(3)(%) 75.8

※FAO資料より

(5)主要農産物の生産状況

(単位:千トン)

1996 1997 1998 1999 2000
米(籾) 1,413 1,660 1,675 2,103 2,155
トウモロコシ 77 78 110 96 77
サツマイモ 92 94 108 81 52
野菜 117 132 150 269 288
サトウキビ 87 95 170 174 174
コーヒー 10 12 17 18 23

※FAO資料より

農政の概要

第5次社会・経済開発5カ年計画(2001~2005年)における、農林水産業関係の指針と目標は以下の通りである。

(1)食料生産の増進

米の生産270万トンの達成

(2)商品作物生産の振興

・ とうもろこし、キャッサバ、大豆、緑豆、落花生等の需要に応じた生産の振興
・ 畜水産物(牛、水牛、豚、魚)の輸出の振興

(3)焼畑農業の廃止

焼畑農業の廃止とケシ栽培の撲滅

(4)かんがい施設の整備

雨期かんがい面積40万ha、乾期かんがい面積30万ha

(5)農村開発及び貧困削減

貧困削減、焼畑農業の廃止とケシ栽培の撲滅に重点を置いた農村開発の推進

(6)その他

商品作物生産、農産加工、畜産等への外国直接投資の促進

日本との農林水産貿易(1998年)

日本からの農林水産物の輸出はほとんどない。

主な輸入品目は、製材加工材767万ドル、丸太226万ドル、寄せ木パネル30万ドル等となっている。

(単位:千ドル)

  日本からの輸出 日本の輸入 収支
総額(A) 2,149 1,202 946
農林水産物(B) 1 1,114 -1,114
農林水産物のシェア(B/A)% 0.4 87.3 -

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